LeeDalya

モガディシュ 脱出までの14日間のLeeDalyaのレビュー・感想・評価

5.0
コリアンには特に胸熱な内容。実話ベースの話で、主人公の駐韓国大使が退任後に出した本が原作になっている。とはいえけっこうな範囲で脚色が行われているようで、韓国の参照サイトを見て少し驚いたが、悪質なものではなく、許容の範囲内かなと。例えば、南北外交官らが一同に介して晩飯を食うシーンがあるが、実際はもっと和気あいあいとしてたらしい。まあ「飯は楽しく」のコリアンらしい逸話だが、映画的には脚色したくなるよねと…笑

胸熱だが、一方で、分断の無常さを突き付けてくる本作。例えばうちの祖父は南に、祖母は北に墓がある。朝鮮半島に残る冷戦構造に、より多くの人が問題意識を持ってもらえるとこれ幸い。
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