タクシー運転手といい、1987ある闘いの真実といい、史実ベースの韓国映画の質の高さには毎回度肝抜かされるわ〜。
内容と予告の雰囲気から全編シリアスな感じで進むんかと思ってたら、序盤の韓国大使館側のほのぼのアットホームパート（？）でクスっと笑えるシーンもあったり、足が5mあるチョインソンの回し蹴りも堪能できたり、MMFR並みのド派手なカーチェイスシーンがあったりと、ポリティカルスリラーでもありながらヒューマンドラマでもありサバイバルアクションでもある、かなり濃密な2時間でエンタメ作品としても大満足だった。取り扱っている題材といい、シリアスさとコミカルさのいい塩梅といい、アルゴを思い出したナ。
もう俳優人が本当に素晴らしい！ホジュノの冷徹で尊厳に満ちた演技も北っぽいわ〜と思わされて見事だったけど、なんと言っても両国の参事官にイチコロっすわ。クギョファン、どっかで見たどっかで見たってずーーーっとモヤモヤしてたけど、鑑賞後に調べたら新感染半島に出てた人だった。ラストのカーチェイスシーンではクギョファンの命懸けのドライビングシーンもめちゃくちゃ迫力あってかっこよかったけど、実はこの映画の為に運転免許取得したらしくておったまげ〜！そしてそして、チョインソン！さっきも書いたけど足が5mあるから画面にうつるたび、お姿の映えること映えること！！クギョファンとの乱闘シーンもかっこよかったけど、後半先導して両国の大使館員を率いていくリーダーシップぶりがものすごく頼もしくてずっと目で追ってしまっていた〜！チョインソン、いつかドンちゃん（カンドンウォン）とキムウビンくんとコンユと股下5m四天王（？）として韓国ノワールでアクションの大盤振る舞いして欲しいな。
