このレビューはネタバレを含みます
人間が動物に飼われるという立場逆転系の話でタイトルでお分かりの通り「猿の惑星」現代版風ぽいけどSF要素は全然なく終始地味目でスローな作風。
肝心の動物のヴィジュアルははじめは一部や鳴き声しか見せないので期待を膨らませるのだがしかし、動物というか動物人間?が現れた瞬間一気に安い映画になるのでした…
動物人間がどう見ても動物のマスクを被っただけの人間で、どう考えてもこれを「動物です」と言われても無理がある。
猿の惑星があの時代にあのヴィジュアルを作り出していたのに、2020年の映画である本作がこの程度の技術じゃどうしようもない。勿論低予算映画なんだろうけどもう少し工夫は出来なかったのか…
しかもギャグ系の話ではなくシリアス系な話なので余計に滑稽に見える。
良かったところはセリフや字幕がなく雰囲気だけで伝えるというところ。
オチが「ん?」となりもう一度巻き戻してしまった。深いメッセージ風なのか、いまいちこれも伝わりにくい。