ku

戦場のピアニストのkuのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.4
今作は、とあるピアニストの物語です。

内容は、1940年、ドイツ占領下のポーランド。ユダヤ系ピアニスト、シュピルマンは家族と共にゲットーへ移住。やがてユダヤ人の収容所移送が始まり、家族の中で彼だけが収容所行きを免れた。食うや食わずの潜伏生活を送るある日、遂に1人のドイツ兵に見つかる......というもの。

第二次世界大戦のユダヤ人に対するドイツの残酷な仕打ちが描かれていて、息を吸うようにユダヤ人を銃殺し、食べ物やお金をほとんど支給せずに働かせます。そんな内容を一切隠さずに今作は見せているため、衝撃的なシーンが多かったです。特に、数人が選ばれて、端から1人ずつ銃殺されていく所なんかは恐ろしいです😓

今作の主人公であるシュピルマンは、お店の主人や知り合いのポーランド人、同じユダヤ人の警察から助けられ、唯一収容所行きを免れて潜伏生活を始めます。徐々に食料も無くなっていき、痩せ細っていきますが、ギリギリの所で食い繋いでいくところをみると、人間の生命力を感じます。

ピアニストである彼は、ドイツ兵に見つからずに潜伏生活を終えることができるのか。これから観る人は、エンドクレジットまで目を離さずに観て頂きたいです🤗
ku

ku