トンベリ

戦場のピアニストのトンベリのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.3
観てみようと思ったのが、その時海外シットコム「フレンズ」を観てて、「ロスみたいな人が出てる!」と思ったのがキッカケ。
まぁ全然ロスじゃなかったけどね。


序盤から戦時中の民間人の「普通に生きることも難しい」描写が強烈に描かれています。
キャラメル1粒を6等分して家族で分け合ったりします。


強制収容所行の列車から逃れることができたウワディクが、誰一人いない荒れ果てた街中を歩くシーンは、それまで人ごみでごった返していた対比でめちゃ印象に残ります。

序盤の過酷な描写と、家族全員を失ったウワディク。何とか生き延びてほしい・・


その後、伝手を頼りに隠れながらの生活を送るんだけど、芽が生えて腐りかけの芋を食べたり、油のような何かが浮いてる水を飲んだり・・病気にもなるけど、隠れてる身だから、医者も危なくて呼べない・・
以前とは全く別人のようにボロボロでみすぼらしくなるウワディク・・もうね、見てられない・・辛い・・
某エニグマもそうだったけど、だんだんボロボロになってく人を見るのはきついです。歯を喰いしばりながら観てました。

終盤とある方からパンとジャムを受け取るシーンは、本当に久しぶりのちゃんとした食事で、まるで子供のような笑顔になるのがグッときます。

ウワディクがどうなるのか、最後まで気が抜けない作品です。


途中、弾切れしてぎこちないリロードで虐殺するとこ嫌い
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