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戦場のピアニストのkkbbrkのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.3
『戦場のピアニスト』(2002)
原題:The Pianist

ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝の映画化で、監督のポランスキー自身も、パリでポーランド人の両親のもとに生まれ、収容所で母親を亡くし、各地を放浪して生き延びたという体験を持つ。1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻。ワルシャワの放送局で演奏していたピアニストのシュピルマンは、ユダヤ人としてゲットーに移住させられられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所送りとなる中、奇跡的に難を逃れたシュピルマンは、必死に身を隠して生き延びることだけを考えていた。しかしある夜、ついにひとりのドイツ人将校に見つかってしまう。(映画.comより引用)

さて、お次は「ピアニスト」映画2連続。

ナチス関連の映画を見るたびに、まだあの惨事から100年も経っていない、絶対に同じことを繰り返してはいけない、そして当時の経験者がまだ生きているという現代だからこそ、後世に語り継ぐのが我々の役目だとも感じます。

演奏曲はいずれもショパン。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。途中とエンディングにそれぞれ流れる。

そしてなんと言っても将校を黙らせる曲はバラード 第1番 ト短調。四月は君の嘘のラストでも弾かれる曲です。後半に従い、やや狂ったようになる曲調がこの作品にピッタリかもしれません。君嘘で聞いた時とはまた全然違う印象になります。

2023-248
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