戦場のピアニストの犬のレビュー・感想・評価

ちゃんと『シンドラーのリスト』が彷彿とされるほどに迫害が残虐すぎて傷心。何が怖いってドイツ軍がユダヤ人を殺すときに一切の躊躇がないこと。平気で人は燃やすし脳天も撃ち抜く。女性が「どこへ行くんですか？」と聞いただけで眉間を撃たれる始末。あのワルシャワで生き残ることは奇跡に等しい。ラストでエイドリアンブロディがドイツ兵のコートを着ていたことで誤って撃たれそうになるが、極限状態により頭は働かないし大きな声も出ないんだろうな。