あまりにも歴史の上っ面しか知らない自分に打ちのめされる。
ご自身も幼少期にポーランドのゲットーで過ごしたというポランスキー監督の作品だから、きっと描かれている惨劇や風景はリアルなものに近いのだろう。
そして実話ベースゆえの説得力。
凄絶な時の流れに呑み込まれながらも、本能的に生きようとしている様に心がとてもヒリヒリした。
そしてシュピルマンにとってピアノを弾くことが、食べることと同じくらいに魂が必要としていることなんだと、少ない演奏シーンから伝わった。
終盤で助けてくれたナチスの将校も本当は優しい息子で夫で父親で…
音楽を愛せる人なんだろう。
戦争によって狂ってしまった人生。
本当にむなしくて悲しい。
歴史の授業って、人間が過去から学んでより良い道を選べるように勉強するものなんだと思う。
テストのために教科書をなぞるよりも、こういった映画を年に数本見せてくれたらいいのになぁ。。。
余談
そのコート着て出てっちゃダメェ〜🙅🏻