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戦場のピアニストのmarikologyのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.0
常にシュピルマンの側に寄り添い、扇情を排して見たことをただただ写しだすカメラ。
音楽も殆ど使われず、ピアノの音色だけ。エイドリアン・ブロディの控えめで虚ろな表情。伝記、歴史映画における一つの描き方の手本のよう。

普通の(普通だった)人々を、ゆっくりじわじわと、でも呼吸するたび確実に侵食していく、「空気」が恐ろしい。
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