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戦場のピアニストの324のレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.1
大人になってから観るように言われていた映画。やっと観れた。
リスト系譜のショパニスト。クロイツァーとシュナーベルに師事してたけど戦争で帰国。仕方ないけどもったいない...

戦争は絶対にだめだって何度も思った。見たくないシーンがたくさんあるし、ノンフィクションってわかってても信じられないことばかり。見てて辛かった。
安全な場所でチェロを弾く、かつて恋愛に発展しそうだった女性を覗いてる場面で泣いた。音楽も恋愛も家族も、ゆっくりお風呂に入る時間も、戦争で全部奪われたんだなって。

ずっとショパンの曲だったのにベートーヴェン...?って嫌な予感してひやひやしてたらドイツ兵が立ってて戦慄がはしったけど、生き残ることができて本当によかった。このとき頼まれて弾いた曲って実際は夜想曲第20番だったらしく、内容的にもバラードより適切だしなんで変更したのかなぁ

ピアノが弾けない状況下で音を出したらいけないから空中で演奏してた華麗なる大ポロネーズを最後にホールで弾いてて、感動した。
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