自分の息子に対して何をしてあげられるのか、何が正解なのか分からない。本人も上手く説明出来ない。何が原因なのかも特定出来ない。周りの家族にもそれぞれの人生がある。そして見ている我々も「誰が悪いのか」を常に探してしまうが単純な答えは存在しない。
【⚠️以下、多少ネタバレかも?】
上映後の監督オンラインQ&Aにて。
自身の戯曲を映画化、前作「ファーザー」に続く精神的な病気に拘る理由は、いわゆるメンヘラは身体の病気と同じで専門的有識者が行う治療や投薬で治せる病気。周囲の愛や本人のやる気だけでは解決できない、という事を冷静に認知すべき。罪悪感や羞恥心に流されてはいけない。
撮影はリハーサルを一切行わず殆ど一発撮り。その意図は、出演者に“フェイク”の演技をして欲しく無かったから。
だからこその緊迫感とリアリティに、見ているこちらも押しつぶされそうになった。
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