誰も悪くない。
みんな自分にできる限りの愛を与えてちゃんと向き合ったんです。
精神疾患についていい加減な知識でテキトーなこと書いてるレビューが散見されますがほんとやめてください。
前作『ファーザー』に続きこの監督の行間を観客に委ねる、想像させる手法が精神疾患との相性が良く、そしてあまりに辛かったです。
何が正解かと聞かれたら、専門医の言うとおり治療をしてそっと寄り添うことです。必要以上に優しくせず怒りもせず。でもそれは私が10年以上何度も死にかけて治療を受けてきた今だからわかることで、彼らの選択を責めることはできない。
親の離婚のせいで精神疾患になったわけではないんです。親の離婚のせいだ！なんていう素人の判断が実は1番危険。家庭にも仕事にも全く問題がない人だって鬱病になる。
しかもあの両親はちゃんと子供に真正面から向き合ってる良い親です。断じてクズじゃない。逆に彼らより良い親だと言い切れるのがすごい（バカだ）と思う。
ヒュー・ジャックマンはベストアクトでは？と思うほど素晴らしかったです。年を重ねてこういう役も映えるようになったなぁと。
あ、誰も悪くないと書きましたがアンソニー・ホプキンス演じるマチズモ全開ジジイはさっさと（ry
