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釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束のbluetokyoのレビュー・感想・評価

3.3
釣りバカ日誌シリーズも終わりに近付いていることを感じさてくれる作品。前作からそうなのだけど。終わってしまうことを惜しむような、そういう、なにか丁寧な作り方なのだ。それと、スーさん役の三國連太郎が、実際にかなりの高齢になってしまった、ということもある。ぞんざいになっても、それを勢いでカバーできなくなったのだろう。だから、ぞんざいにはできない。ちなみに、スーさんは、社長から会長へと退くわけだが、ご隠居、たとえば、水戸黄門みたいになって活躍するわけではまったくない。

簡単にあらすじ。
スーさんは、いよいよ、社長を譲り、会長に就任することとなった。ということで、社員を集めての、会長就任式。
スーさんは、壇上に上がり、社長退任と会長への就任のあいさつ。
ところが、スーさんは、いつまでたっても黙ったまま。ハマちゃんが、咄嗟の判断で、席上から、大声で、スーさんに変わって挨拶する。
まわりでは、スーさんが、感極まって言葉がでなかった、と好意的に解釈した。
だが、スーさん自身は、年取ってしまい、意識がすっ飛んでしまったと自覚しているのだ。
すっかり自信を失ったスーさん、出勤途中で失踪する。。

スーさんからの電話で、電話番号がわかり、その電話番号から、スーさんは岡山にいることがわかった。ということで、ハマちゃんが岡山にスーさんを迎えに行く。

スーさんは、ある寺の厄介になっていた。
ほどなくして、スーさんとハマちゃんは出会う。

で、寺の娘、木山珠恵と珠恵の恋人、高原昌平は、地元の美しい海岸を破壊するリゾート計画に対して反対運動をしていた。

なんと、そのリゾート計画の工事を受注しているのは鈴木建設だった。

なんとか、リゾート計画を中止させようとして調べると、地元の有力者、渋谷剛三がカギを握っていることがわかった。

スーさんは単身で、渋谷剛三の家に乗り込んだ。リゾート計画はあっさりと中止になった。スーさんと渋谷剛三は昔からの知り合いだったのだ。

一件落着し、木山珠恵と高原昌平はめでたく結婚した。いいハッピーエンドだ。
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