面白かったです!でも長くて重いっ!
李相日監督作品は正直苦手なったのですが本作は素晴らしかったです。撮影監督がホン・ギョンピョということもあるんですかね。全体的に"映画"としての完成度が高かったです。
同監督の過去作は演技にやたら力が入っていてその他の要素が追いついていなかった印象。こっちはお芝居じゃなくて映画が観たいんだよ…という感じで。
本作の不満点は原作からのアダプテーションの部分。『怒り』もそうでしたが、しつこくて長いんですよね。もうほんと長い。
相変わらず監督のパワハ…熱量のこもった演技指導のおかげかキャスト全員、役作りも演技もすごいです。
横浜流星くんはレベル20くらい上がったんじゃないかしら…
多様性と言いつつ結局提示された枠組みの中の人間しか受け入れない社会への怒りを感じてます、私も。
「人は見たいように見る」耳が痛いですね…
ただ、どうしても言いたいのは、松坂桃李くんのルックだから許されてないか⁉︎という点。
いや、松坂桃李くんの演技は『空白』に続きグレーな感じが素晴らしかった…ですけどね!カッコいいんでね、あれがブサイクだったら…
着地は大好きです。