本屋大賞受賞前に横浜流星さんに勧められて読み、初めて声をあげて泣いた本です。言葉に表現するのが難しい更紗と文の関係,かたち。誰が悪いとか、正しいとか、そんな事はどうでもよくて。ただただこの二人を誰も邪魔してはいけないし、邪魔したとしても変わらない二人の関係性。
映画化はどうなんだろう。ものすごく難しいのでは?と初日を迎えました。李相日監督の作品は今まで観ていません。
冒頭のブランコのシーンの音と映像で「流浪の月」に引きずりこまれました。150分があっという間なくらい何処をとっても「流浪の月」の世界観でした。
風、雨、川、湖、水紋、しぶき、雲、光、カーテン、そして月。
役者の方々の見事なまでの役者魂!!
そして10歳更紗と文が過ごした2ヶ月が二人にとって、いかにしあわせだったか、いかにいつもずっとその時の事を忘れずに思っていたかがわかる編集になっていました。
また観たくなる映画です。
いろんな事を感じ、考えてもらいたい映画です。
そして是非!小説「流浪の月」も読んでもらいたいです