わたしの敬愛するamazarashiの歌詞に
『人の無自覚が誰かの辛さになる』
って言葉を、観ながらふと思った。
更紗と文の2人だけの世界を守ってあげたいって思わせる。だから周りの人がとても憎たらしくみえた。
だけど法律とか世間体とか人それぞれの価値観というものがあるから、本人たちは無自覚、あるいは善意で2人を裁こうとする。憎たらしかった、、。
本人達にとってはそれが幸せだと感じていても、他人にとってはおかしい、洗脳されている、って思われてしまうのは、
他人は別の幸せの形を知っているから。
それを「普通はこうだから」って押し付けるんじゃなくて、いろんな選択肢の中から自身の幸せを選べるように相手に促すことが出来る人間になろうって思いました。
あとね！とても映像が美！！！！美しい。撮影監督のホンギョンピョと聞いて、『パラサイト』の構図を連想させる光と影、建物の使い方が本当に良すぎた、、（ ; ; ）
自然現象とか偶然で作れるものをどうやって撮れるのよ、天才です。
雨音とか人の吐息とか一つ一つじっくり聞き入れてしまうので、あっというまに終わったって感覚になったお気に入りの映画です。
柄本明の使い方が贅沢で大好きです。
