広瀬すずの静かな怒り、
松坂桃李の掴みどころのない表情や雰囲気、
横浜流星の垣間見える激しい暴力性など
俳優陣の抑えた静と動、激しい動の演技が凄かった
中でも特に、更紗の子ども時代を演じた
白鳥玉季の大人びた少女感とリアルな演技が印象的
世間からすれば被害者と加害者である更紗と文、
2人の奇妙かもしれないが特別な関係
この作品で描かれることの1つに、
マイノリティである文の身体的特徴や志向がある。
文はそれに苦しめられ、世間の人々も軽蔑するが、
私たちもみなどこかに人と"区別"されてしまうような弱いところを持っているのだと思う。
観ている最中もだけど、鑑賞後に心地よい重みが残る作品。好きだった
気になってる程度でたまたま劇場で観た作品だったけど、映像や音楽も美しく劇場で観られて良かった
22・041