流浪の月の清水雄大のネタバレレビュー・内容・結末

映画なのか原作がなのかわからないけど、すごい粗い、、、。文が捕まった後どうなって(懲役とか？)、どうやって娑婆に戻ってきたのか、などわからない(と思っていたら少年院だった。松坂桃李がそこまで若くは見えなかった、、、)
文とさらさの再会(カフェでの再会と、さらさが暴力から逃げだした後)がご都合すぎる。
全体的に自業自得に見えてしまう。文が捕まるのもそうだし(自分がいずれ捕まることを思えば、その後のさらさを心配して別の方法を考えてあげる方が優しさだと思う)、さらさの幼少期はたしかに可哀想な境遇だけど、横浜流星(役名忘れた)からの扱いについてはさらさにもだいぶ問題あったように思う(バイトをしながら炊事をこなすという立場であって文の喫茶店に通うというのとか。その手前で横浜流星を避けてというのはあったのかもしれないけど)。というのがあって、横浜流星があまり異常者に見えなかった、というかただ空回りしてる人にしか見えなかった。けっこう辛抱して優しい人だなあとさえ初めは思ってた。
文とさらさが再会してからの物語は何を原動力に観ればよいかわからなかった。
怒り、悪人の監督なだけに残念。吉田修一原作でひたすら映画化してほしい。
と、ひとまず中盤まで観たところで感想の記録。なんだか後半で盛り上がってそうな気配があったけれど、前半があまりにだれているというか、なんかずっと物語が完結したまま引き延ばされてるような変な感じがする。