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流浪の月のyukko846のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.8
原作を読んだときの感想を読み返してみた。
要約すると「お話としては面白い、映画化されそう、二階堂ふみと井浦新のイメージ」と書いてあった。我ながら、なるほど。
原作読んだ時はたぶん、文が可哀そう!って気持ちが強かった気がする。が、いざ映像化されてみてみると、ロリコンっていう一般的にはキモいとされているキャラを全力で抑え込んでるように見えてしまい、松坂桃李のもともとのかっこよさと演技力でごまかされているような気がしてならなかった。だって松坂桃李はキモくならない。キモいんじゃなくて脆い止まりで、ビジュアルの美しさが邪魔しちゃう。
あと、母親との関係が原作でどう書かれてたか忘れちゃった。僕ははずれ?って子どもに言われたらたまらないな。内田也哉子演じる母親の、こっち見てない横顔とセットの描かれ方が印象強すぎて、これは明らかに映像化の効果大だと思う。(也哉子さん樹木希林に似てきたわーと一瞬邪念入ってしまったが。)
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