当事者じゃなければ何にもわからないという事実を、みんな忘れて生きているよね。何事においても。特に一部だけ切り取られたニュースでは、本当に何もわからないし、人が見たいように書き換えられているからなおさら。
文の瞳がくっきりと黒くて、感情や光がまったくなく見えたのすごかった。どことなく中性的な雰囲気を醸し出していて、それも観終わってから納得。松坂桃李めちゃ痩せていたけど、人が違って見えた、すごい役作り。
なんだろう。他人には一切わからない、お互いしか知らない、お互いしか理解できない事象を共有している特別な関係って、苦しいけど幸せなのかもしれないと思った。2人は人として、相手の存在をずっと大切にできそう。
悪人、怒りもかなり考えさせられたなあ、李相日の映画、結構好きかもしれない。善悪と正義と愛と信じるということを、ギリギリの塩梅で織り交ぜてくる感じ？
