まちむら

流浪の月のまちむらのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.0
原作を 本屋大賞をとった本なんだよ と当時友達に勧められて読みました。読んでいるうちに続きが気になって熱中して一日か二日で読み上げた。読んでよかった、と思ったけどずっしりと重たい気分になった。

原作はそんな感想だったけど、数年後に映画化されるのを知って 見たいなと思った。でも、自分的に見るのにとてもエネルギーを使う作品だということはわかってたから 映画館では見ず。配信スタートしてからも なかなか見る気になれず、でも見ようと思ったタイミングがきたので見ました。映画も原作と一緒で、熱中して見入ってしまった。所々めっちゃ泣いちゃった。

世の中からは誘拐者と被害者として見られている、でもそうじゃない2人の関係性は私が知ってる言葉では表せない。更紗は文、文は更紗以外に代わる人なんてどこにもいないんだよね。

最後の文がぽろぽろ涙を流しながら服を脱ぐシーンが印象的だった。
自分だけで背負っていた苦しみや悲しみを「あなたに知られたくないけど、あなたには知って欲しい」って、心からの想いだよね。
なんかめっちゃ共感したし、それが人間なんだなって思った。
まちむら

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