oneday1009

流浪の月のoneday1009のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.9
家庭での居場所を無くした少女と偶然出会い、自宅で一緒に過ごすことになった大学生。世間はそれを許すわけもなく、2人は引き裂かれることなる。「犯罪者」と「被害者」というレッテルをそれぞれに貼られて。
世間が本人たちに向ける常識や考えと本人たちが持つ考えのギャップがあることがここまで人を苦しめるんだね。
作中では「人は見たいようにしか物事を見ないんだよ」というセリフがあったが、自分が発する言葉の裏には常にそれを受け取る人がいること、その言葉によって影響を受けるかもしれない人がいることは意識したい。
oneday1009

oneday1009