どよう

流浪の月のどようのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.6
やっぱり、僕ははずれですか、、、
お母さん、ちゃんと僕を見て、、、

15年前の誘拐事件の犯人と元少女が偶然再会することで物語が動く本屋大賞小説原作のヒューマンドラマ。
やや生々しい大人同士の濡れ場に男性から女性への暴力シーンに実家ハラスメントがあるため、その手のシーンが苦手な人は注意が必要です。
トラウマをかかえたさえない元誘拐犯を演じる松坂桃李さん、過酷な家庭環境の中居場所を求める広瀬すずさん、交際女性に強い愛着を持ち支配しようとする横浜流星さんと印象に残る演技でとても見応えがあります。
内容や世間の反応が90年代ぐらいの平成の雰囲気ですが、はっきりと年代が示されていないないため、現代的な感覚で見ると違和感を感じるところがあるのが少し気になりました。冒頭のSNSでの過去の逮捕シーンを見ていたり、15年前の逮捕の際に一般の人が携帯撮影をしているなどの現代っぽさが謎でした。
しかし、くっきりはっきりと見せたり説明したりせず、映画らしい表現をゆったりと行なっているところは芸術性もあり満足感がありました。ロリコン?という属性と社会からの扱いについても考えるきっかけになる良い映画です。

広瀬すずさんと横浜流星さんのやや生々しいベッドシーン、、、
抜かれた植木。
突然全裸になる松坂桃李さん、、、大人になれない原因、、、
少女時代の更紗の口のケチャップをふく松坂桃李さん、、、
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