カマリス

ARGYLLE/アーガイルのカマリスのネタバレレビュー・内容・結末

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンからクセの強さを抜いた感じの映画。

戦闘シーンと音楽はめちゃくちゃいい!
未だに作中で流れてた『Electric Energy』が頭の中でリピートし続けている。
それだけでも楽しめた。

以下ネタバレ



















ただ、ツッコミどころは多々あった。
・敵の組織の規模感がよくわからない。大勢でパソコン触ってるかと思ったら、終盤は全く人がいない。かと思ったら兵士は波のように攻めてくるなど。
・石油の上で銃はダメだからナイフ使おうって、それでもナイフが触れ合ったら火花散るのでは? 百歩譲ってナイフで戦うとしても、石油が散らかってる床で靴にナイフ刺して滑ったら絶対に火花散るのではと、あのシーンはかなり無理があるように感じた。
・この作品の持ち味なのかもしれないが、少しVFXが緩い所もあったような気がした。

ただ、そんな所も込みで迫力のある映画館で観て良かったと思う。

最後に、エンドロールに流れるシーンについて。
 あれは、作中の小説『アーガイル』の最初の映画予告である。あの小説が事実なのだとしたら、彼(彼女)がなんという店で誰から銃を受け取っているのか、そこで明らかになる。
 これを観て思ったのだが、今回の作品の敵組織はキングスマン側の組織なのではと思ってしまった。
 思い出せば、組織のトップの部屋の窓の向こうに広がっているのは、海だとは思うがよくよく考えたらお酒(ウイスキーやバーボンなどの茶色い酒)に見えなくもない。
 他にも、よくよく考えれば敵組織の動機も人類に何か悪いことをしようとしている訳でもない。ただメンバーの情報が漏れたから、その口封じをしようとしているだけなのである。

まぁ全く関係なく、最後の読書会で登場した変な髪型の男が本物のアーガイルだったというオチなだけかもしれない。
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