なおひろ

ミラベルと魔法だらけの家のなおひろのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

テンポが良く分かりやすい内容でした。要所に織り交ぜられたギャグのタイミングや、細かな演出のディテールはとてもアイデアに思考が凝らされているのを感じました。評判通りスカートを始めとした洋服の動きの繊細さは非常に素晴らしかったです。

テンポの良い反面、単調なリズムでストーリーが進んでしまっている印象がありました。何かタイムテーブルに書かれた出来事を一つ一つこなしているかの様な(それも過密なスケジュールでした)忙しさを感じ、主要キャラ全員の歌パートも盛り込むというボリュームを90分に何とか収めた!といった感じでした。

大筋のストーリーでの理解できない部分は生まれませんでしたが、イザベルとのハグや何故魔法が復活したかなど、力技な部分もあり、良い意味でも悪い意味でも予想を裏切られなかったです。閉ざされた空間の中でのストーリー展開という制限がありながら、色んなアイデアで物語を膨らませていた部分は素晴らしいと感じました。