コロンビアの奥地にある村、エンカント。そこに建つ魔法の家カシータには魔法の力を授かったマドリガル家が暮らしていた。
その中で唯一力を授からなかったミラベルは努めて明るく過ごしていたが、ある時魔法の家に危機が迫っていることを知り、自分の力でそれを防ごうとするが・・・。
字幕版鑑賞。
変わらず画、背景、テクスチャ、カット構成は素晴らしい。
歌もラテンのノリで楽しかったわけですが、しかしながらストーリーは凡庸。
力を持たない者のコンプレックス、力を持つ者の悩み、目的と手段。諸々よくある題材のオンパレードで、一見上手くまとめているようでいて、回収しきれていない点が結構あるようなないような（笑）。
ミラベルが主役なのに、クライマックスはどちらかと言えばアルマおばあちゃんがメインだったのではないだろうか。
原題が「ENCANT」ということを考えると、初めからミラベルを絶対的な主役として据えていないのではないかと勘繰ってしまいました。
大きく外さない置きにきた内容だった気がします。安定、安定。
