持たざるものが奮闘する映画。
マドリガル家。そこは魔法を持つ家であり、マドリガル家の子どもたちは家からそれぞれ自分だけの魔法のギフトをもらえる。しかしミラベルだけはギフトを貰えなかった。その事により劣等感を抱くミラベルだったが、危機に瀕する家族の魔法を救うため立ち上がるのだった…。
ディズニーだから期待しすぎたのか、微妙でした。
まず良かった点から。映像が色鮮やかで見てて楽しかったです。そして中井和哉さんのミュージカルを聞けたのも新鮮で良かった。
ここからは気になった点を。そもそも論になってしまうんですが、なんでマドリガル家に魔法が与えられたのかを知りたかったです。平凡な一家だった気がするんですけど、マドリガル家だけに与えられてるということはなにか意味があるんですよね?見落としたのかな。
そして婆さんの言い分もわからんでもないけど、あまりにミラベルに冷たくないかと思ってしまいました。ミラベルはただでさえ劣等感を抱いてるのに、婆さんの態度が追い打ちをかけてた気がする。ミラベルよくグレずにあの家にいたなと感心してしまった。
持たざるものの劣等感だけでなく、魔法を持つものの重圧も描かれた今作。魔法なんて必要なかったんだみたいな展開になるかと期待したけど、そんなことにはならなかった。
なぜミラベルに魔法が与えられなかったのか?途中まではミラベルがあまりにも人として完璧で魔法の力など必要ないからだと思ったけど、ラストの感じからして違うっぽい。結局何だったんだろう?