仮面の大使さんの映画レビュー・感想・評価

仮面の大使

仮面の大使

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.2

 「人のこと嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってこと」

 全国の中学校から無作為に1クラスを選び、最後のひとりになるまで殺しあいをさせるというヤバすぎる法律「BR法(新世紀教育改革法)」。この
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.1

 「武士道とは死ぬこととみつけたり」
 
 明治維新の直後。アメリカのネイサン・オールグレン大尉は近代的軍隊の養成を依頼され、日本を訪れる。そんなある日、彼は武士たちに拉致され、勝元という侍と出会う。
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.0

 「愛する彼女を救え」

 IMFの凄腕諜報員イーサン・ハントは第一線から退き、現在は教官として新人諜報員たちの育成にあたっていた。私生活では恋人ジュリアとの結婚を控え、幸せな日々を過ごしている。ある
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.1

 「恋するイーサン・ハント」

 ミッションインポッシブルシリーズの2作目。1作目とは違って、ロマンス要素が強めの作品になっており、かなり戸惑った。『ミッションインポッシブル』なんだからもっとスパイ要
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 「ガラハッドの帰還」

 『キングスマン』の続編。ビシッと決まったスーツ姿でスタイリッシュに戦うWガラハッドの姿はとてもかっこよく満足ではあるんだけど、正直、思ったより楽しめなかった。

 楽しめな
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.6

 「礼節が人を作る」

 ロンドンにある高級スーツ店キングスマン。その実体は、どの国にも属さない最強スパイ集団のアジト。そんな中、チームの一員が殺害されて新人をスカウトすることになったエリートスパイの
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.7

 「ミラクルキュートなサイエンティスト」

 TVアニメの特別編集版。重要回である「漆黒の特急編」が描かれており、非常に見応えのある内容になっていました。

 この「漆黒の特急編」、登場人物がとても豪
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.1

 「ヤンキーOLたちの派閥争い」

 バカリズム脚本によるヤンキーOLアクションコメディ映画。主役は永野芽郁で、その他には広瀬アリス、川栄李奈、菜々緒、大島美幸(森三中)、小池栄子など、豪華な女優陣が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

 「発想の大勝利」

 とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで
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新幹線大爆破(2025年製作の映画)

4.1

 「死んでも止めませんから」

 新青森から東京へ向けて定刻どおり出発した新幹線「はやぶさ60号」。そんな中、1本の電話が入る。その内容は、はやぶさ60号に爆弾を仕掛けたというものだった…。

 終始
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

 「彼の行動は殺人か、それとも救済か」

 42人の高齢者を殺害した介護士(松山ケンイチ)と検事(長澤まさみ)の対峙を描いた映画。見るのがとてもしんどい映画だけど見応えがありました。
 
 今作で描か
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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

3.9

 「シリアスなおっちゃんはいつもカッコいい」

 もはや春の風物詩となったコナン映画を初日に鑑賞。最近の作品はキャラの魅力を前面に出した作品が多かったような気がするけど、今作はミステリー重視のストーリ
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.8

 「想像力は未来」

 月のウサギを信じるのび太がドラえもんの異説クラブメンバーズバッジを使って「ウサギ王国」を作ることから始まる月を舞台とした映画。友情や想像力の大切さを教えてくれるストーリー、ムー
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

 「何もなくてもそこには希望がある」

 第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所で過酷な生活を強いられながらも、家族との再会を希望に生き続けた男を描く映画。もうヤバいほど泣いてしまった。地獄のような環
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.0

  「日本初のファースト・ジェントルマン」

 日本初の女性総理の方ではなく、その夫の方に焦点を当てた映画。中谷美紀の凜とした姿は女性総理として説得力があり、素晴らしかったですし、どう見ても腹黒タヌキ
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ドラえもん のび太と竜の騎士(1987年製作の映画)

2.8

 「ノゼローゼスネ夫」

 地底世界で恐竜と恐竜人たちと出会うお話。いつものドラ映画だったら人間と敵対関係になりそうな地底人がそうはならないという展開はなかなか珍しいけど、明確な敵が出てこないのは盛り
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.4

 「パーフェクトなんかにならなくていい、君は君のままでいい」

 誰もが完璧な人間になれる理想郷「パラダピア」でのある陰謀の物語。さすがは古沢良太脚本といった感じで終盤の伏線回収は見事だし、人それぞれ
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湯道(2023年製作の映画)

3.2

 「風呂最高!」

 今はなくなりつつある古き良き銭湯を舞台にした群像劇。物語に特に面白みがあるわけではない作品だけど、「まるきん温泉」にやってくる常連さんたちが幸せそうに入浴している姿を見て、自然と
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.4

 「性加害者が守られ、性被害者が泣き寝入りする社会に風穴を開ける」

 ハリウッドで大きな影響力を持っていたプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年間にもわたる性暴力事件を様々な障害を受けな
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余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。(2024年製作の映画)

3.7

 「ガーベラの本数と花言葉」

 映画タイトルから分かるとおり余命モノ。ただ少し珍しいのが主人公もヒロインも両方余命宣告を受けているという点。これは泣かせる気満々の映画だと身構えていたけど、ただ泣ける
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.9

 「名探偵赤ずきん誕生」

 福田雄一監督作品。この監督の作品はノリが合えば楽しめるけど、合わないと地獄みたいな映画鑑賞になるのでそこまで得意な監督ではない(『今日から俺は!!』とか『銀魂』は好き)。
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.1

 「邯鄲の夢」

 陰鬱で閉鎖的なクソみたいな村で逃げだそうにも逃げ出せず、希望のない日々を送る青年・優を横浜流星が見事に生きていた作品。横浜流星は闇のある役がかなり似合う。あと、一ノ瀬ワタルの悪役ぶ
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ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984年製作の映画)

2.9

 「ジャイアンの歌声には誰もかなわない」

 先にリメイク版を見ていたのがいけなかったのだろう。映像の迫力的にも物語の盛り上がり的にも物足りなかった。一方リメイク版に比べて良かったのは、魔界冒険要素が
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.1

 「格差は匂いでも表現できる」

 ずっと見たいと思いつつも、中々手を出せなかった作品。格差を高低差や匂いで表現する方法に感心しつつも、正直自分の好みの作品ではなかった。こういう貧富の差を描く作品で富
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

 「蜘蛛男vsトカゲ男」

 初めましてのスパイダーマン映画。蜘蛛の糸で街を飛び回るスパイダーマンのシーンの爽快感がヤバくて、それだけで満足できるし、人の優しさを感じるシーン(クレーンのシーンとかいじ
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ドラえもん のび太の宇宙漂流記(1999年製作の映画)

3.7

 ドラえもん版スター・ウォーズ。

 ゲーム「スター・クラッシュ」をしていたのび太たち。そこへ、ジャイアンとスネ夫が入ったままのゲームメカを謎のUFOが持ち去ってしまう。なんとかUFOに追いついたドラ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.9

 音楽の素晴らしさを知る映画。

 学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太の前に、不思議な少女ミッカが現れ、のび太やドラえもんたちはファーレの殿堂に招かれるのだった…。

 最近
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ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

2.7

 「これは夢か、はたまた現実か?」

 ドラえもん映画の中でも考察要素が多い異色の作品。トリホーの正体は?ラストの学校は夢?現実?など考察好きには楽しめる作品なんじゃないかと思う。自分は考察をしない人
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ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年製作の映画)

2.8

 「昔のドラえもん映画はしずかちゃんを裸にさせたがる」

 絵本の中に入り込める靴という道具やジャイアン、スネ夫のせいで物語がグチャグチャになった絵本の世界を冒険する序盤部分はすごく面白かったけど、本
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.7

 いじめ描写がキツイ映画。

 小学生時代、いじめっ子だった石田将也はある出来事をきっかけにハブられる立場になる。それから5年後高校生になった将也はかつて自身がいじめた西宮硝子と再会するのだった…。
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ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

3.2

 のび太が悟空になる映画。

 タイムマシンで唐の時代の中国へ行ったのび太は、そこで孫悟空が自分そっくりだと知る。自慢しようと、みんなを連れて唐の時代へ戻るも孫悟空は現れず、泣く泣く現代に戻るのび太。
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

2.8

 「海底人も天上人も地上人を憎んでいる」

 恐らく見る順番が悪かったのだろう。ドラえもんの名作映画が頭によぎって純粋に楽しめなかった。

 まず今作のテーマである環境破壊、核などは『雲の王国』とほと
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ドラえもん のび太と雲の王国(1992年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 環境問題について改めて考えさせられる映画。

 雲の上には天国があると信じているのび太のために、ひみつ道具を使って雲の上に素敵なお城を作ることにしたドラえもん。しかし、雲の上には本当に別の世界があっ
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ドラえもん のび太の日本誕生(1989年製作の映画)

3.0

 「家出するなら七万年前の日本より鏡面世界」

 叱られてばかりののび太、働かされてばかりのジャイアン、勉強させられまくるスネ夫、ピアノの練習が嫌なしずか、ハムスターから逃げたいドラえもんが家出する映
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ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年製作の映画)

3.8

 しずかちゃんとリルルの友情に泣ける映画。

 のび太が家に降ってくる部品を組み立てて作った巨大ロボット。それが突如現れた地球侵略を狙う惑星の少女型スパイロボ・リルルのものだとわかり…という話。

 
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映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い(2007年製作の映画)

3.3

 「魔法世界でも現実世界でものび太はダメダメでそしてかっこいい」 
 
 空からドラえもんの石像が落ちてきた謎やドラミちゃん参戦の伏線をしっかり張っていて好感。のび太の優しさが心に染みる作品だった。た
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