ふーちんりん

ミラベルと魔法だらけの家のふーちんりんのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
4.0
とんでもなく面白かった。隠れた名作
見たあとの満足感、お腹いっぱい
なぜ日本でこんなにも話題にならなかったのか不思議なレベル

ストーリーは魔法ありきの環境に生まれた、魔法が使えない主人公・ミラベルのお話
完璧だった魔法家族に迫る危機とは、
ミラベルが求むべき家族の姿とは、終始歌と魔法全開のミュージカル映画

ディズニー映画ということなので、
①ストーリー
②歌
③ビジュアル
の3つから考察

【ストーリー】
登場人物が矢継ぎ早に出てくる、のでかなり難しい部類に入る。家族の構成とか、セリフの記憶がないと置いていかれるかも。
でもそれ理解できたら、ストーリーは感動もん
家族や兄弟一人一人の掘り下げがすごい
あんだけキャラクターが居るのにちゃんと歌と役割が用意されてる
見れば見るほど感情移入できる
見てて飽きないし、贅沢すぎる構成

【歌】
定番のディズニー映画を彷彿とさせる、テンポの良い歌の連続
前述した通り、登場人物1人1人ご丁寧に歌がご用意されてる
しかもキャラとかその感情に沿った、歌があるのがナイスポイント
ルイーサは力強くて、コブシの入った歌
ブルーノはちょっと弱弱しいけどなぜか、しんみりくるような歌
ただ、歌うだけじゃなくてストーリーとか展開の説明も一緒にしてたのが良かった

【ビジュアル】
ご周知の通り、魔法がテーマな訳ですからまぁ、キレイ、本当に美しいの一言に尽きる
なんでもできる、だからこそ見てて飽きない
カシータは言葉無しで感情を表現しよるし、イザベラはお花が使える訳ですから、その辺のプリンセスより「美しい」表現ができてた
リメンバーミーのような色使いと、モアナの海でなんでも出来る感を足して2で割ったいいとこ取りのビジュアルだった。芸術作品。

総評
ストーリーが難しいのと、登場人物が多いのがもしかしたら日本で不評だった原因なのかも
おすすめしてきた人曰く、海外では大好評らしい

変な先入観はゴミ箱に捨てて、ディズニー愛してる人は1回見て欲しい!とにかく美しいしお腹いっぱいになれる!

(追記)
感情移入できたのは、ミラベルが自分と近しかったからかもしれない
不遇で、兄弟と比べた劣等感があり、不安もありで決して「特別な存在じゃない」ことが強く描かれていた。でもそこからめげずに嫉妬するのではなく、周りの人達の為にがんばろう!ってのが心に響いたのかな

【評価基準 ★1.0満点】
・ストーリー ★0.8
・音楽 ★0.8
・分かりやすさ ★0.6
・映像表現 ★0.9
・個人点 ★0.9
総評 ★4.0
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