Netflixとソニー・ピクチャーズが送る、ミュージカル・ロードムービー。主役のビーボの声優にリン・マヌエル＝ミランダを迎えて、見事に走りきり、歌い切ったその姿は、ディズニーに刃を向けるが如し。
亡くなってしまった相棒の愛を届けるためにマイアミへ行こうとするキンカジューのビーボの物語。最近目立つヒスパニック系の映画で、やはり主演はこの人リン・マヌエル＝ミランダ。独特な声と奏でるラップ調のリズムは超一級で、さすがブロードウェイ仕込み。ディズニーアニメーションと肩を並べるほど圧巻のミュージカルパートは、ミランダらしさ全開で響かせる。
想いを届けるキンカジューの物語は、海を越え、そのビートを奏でる。
ミランダが奏でる曲はその場で聴くことに関してはとても楽しいが、耳に残る音楽であろうか？ディズニー映画ミラベルでも音楽を手がけていたが、そこはまた別の話。
