尺は短いのにこれでもかという豪華キャストであらゆる人間模様が描かれる。川口浩に好きよキスしてと言っておきながらアパートにきたら「早く帰ってね」。
わ、私もあややに振り回されたい‥。
私も親の手を払って田舎から出てきた人間ですが、歳を重ねて思うのは結局どこにいても幸せはその人が決めるということ。
あややと川口浩はまた場所を変えて植物で商売するならあの家にいたらよかったのに‥なんて思うのは部外者だから、きっと。
杉村春子の盆踊り、よかった。
この人を認知したのは「東京物語」が初めてなんですが、きっといい役者さんなんだろうなあ。なんていうか、味がある。
家はいずれ解体される、そういう時代。
家父長制よ滅びよ！なんて思ってる私でもいざお屋敷がなくなってしまったら切なくなる不思議な作品。
