スポック

美貌に罪ありのスポックのレビュー・感想・評価

美貌に罪あり(1959年製作の映画)
4.5
高度経済成長時代に取り残され、そして翻弄される人々が自らの将来のために己の道を模索しながらも互いに助け合い必死で生きていく姿が逞しい。
まったく異なるそれぞれの将来への夢を追いかけながらすれ違うも、男と女が惹かれ合い結ばれる困難は今も昔も変わらない。

若尾文子のはつらつとしたドライでありながらも人情深い若い現代女性の演技が新鮮で新境地を開いたように思えた。