スポックさんの映画レビュー・感想・評価

スポック

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

5.0

面白くて的確なしかし実行に困難が伴うアイデアを発案して、それを人を欺いてでも実行する行動力が重要。

ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して(2010年製作の映画)

5.0

人生においてバードウォッチングをする情熱や楽しさや状況がよく分かる映画。
小さな身体で飛行能力を活かして国境線などの制約もお構い無しに季節ごとに地球を壮大に数万キロも旅する偉大で可愛く厳しい生態の野鳥
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

女らしさとは。
男らしさとは。
どちらの立場も居心地が良くて生きづらい枠決め。

エアカナダ機内で鑑賞

インソムニア(2002年製作の映画)

5.0

正しい結果や正義のためなら原理原則や法令を曲げてでも実行する。
良い結果や正義を守るよりも原理原則と法令遵守が最優先である。
往々にして成果を上げた歴史上の人物は原理原則や法令を横に置いてでも大勢の利
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.5

市井の人々を残酷に苦しめる利己的な暴力集団を有無も言わさず無慈悲に駆除する手際の良さがいつもながらにスカッとする。

映画内ではシチリア島の設定の様ですが、アマルフィの東隣り町アトラーニやナポリでのイ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

生々しく痛そうなパワーアップしたアクションシーンが満載でめちゃくちゃ楽しめる。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

いつものよりパワーアップしたウェス・アンダーソン世界が緻密に作られていて最高の出来栄え!

新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)

4.5

座頭市シリーズは全て観た。
どの作品もふんどし一枚の衣装の汚れにすら手を抜くことなく、小道具や大道具やロケ場所まで当時の質感や匂い立つような生活臭にまでこだわり抜いた力作ばかりだった。

この作品は勝
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風前の灯(1957年製作の映画)

4.5

テンポが良くて飽きさせない展開で最後まで楽しめた。
いつの時代もお金目当てで出来た人間関係はそわそわと落ち着かず浅はかだ。
でもやっぱり命の次に大事なのはお金だと納得させる脚本だった。
高峰秀子の今で
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武士道残酷物語(1963年製作の映画)

4.5

まるでジャニーズ事件を彷彿とさせる主従関係を押し付けてのパワハラが、人権どころか命まで翻弄される封建的な専制主義の歪みだらけの人間社会の話。

今現在でも中国やロシアのみならず、160カ国以上の世界の
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.5

ミスは許され無いと原理原則をいくら振りかざしても、生きていく上で誰しも失敗は付きものである。取り返しのつかない重大な失敗を熟練のプロフェッショナルで善良な人物といえども時には起こしてしまう。

医者や
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シリアスマン(2009年製作の映画)

4.5

長い時間を掛けて多くの人間の行いや感情を分析して正しいであろう指針を山のように導き出し、人々に答えを出して導いてきた巨大な宗教をもってしても、社会のルールと救いを論理的に推し進める弁護士をもってしても>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

ホテルに勤めることへの覚悟と、警察に勤めることへの覚悟がぶち当たる真摯な物語だった。

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.5

当時を生きる当事者たちは時代の流れを誰しも正確には読みきれない。
立ち位置の違いで、自身の信念で正しく時流を読み判断して行動したとしても、抗しきれない時代の潮流に押し流されて破滅してしまうときがある。
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンの落ち着き計算され尽くしたような几帳面な殺しのテクニックがいつもながらゾクゾクする。

今回もかけ甲斐のない知人たちのために沈着冷静に容赦無く悪を血祭りに上げる。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.0

何も無い時点から人を感動させられるレベルの映画制作は苦しみや挫折を乗り越えただけでは創り出せない。金、人、時間などありとあらゆる要素が高いレベルで要求される。でも肝心なのは独自の感性とアイデアなのかも>>続きを読む

マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦(2016年製作の映画)

4.0

マイケル・ジェイ・ホワイトの本物の格闘シーンに惚れぼれした。

ネバー・バックダウン2(2010年製作の映画)

3.0

もっとマイケル・ジェイ・ホワイトの格闘シーンが観たかった。

APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

3.0

2004年当時では世界最高水準の3Dアニメだったんだと思える素晴らしい作画だった。
とても20年前の作品とは思えないほど迫力と見応えがあった。
ただし脚本が普通のアメリカのアニメのヒューマンドラマのよ
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モービウス(2022年製作の映画)

2.5

新鮮味が無いアクションと設定が残念だった。

もっとコウモリの特性や生態を取り入れた特殊な能力を発揮してほしかった。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

戦略も計画も野心も無い未確認飛行物体が、野生の生命の当然の本能である捕食と縄張り行為を地球上の食物連鎖で最高位に君臨している人類に対しても襲い掛かり破滅するストーリー。

地球の全てを我が物とできる能
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

5.0

「君こそ理想の人材だ。草薙小佐。」
「ありがとうございます。藤本補佐官。」

『成功は目前だ。クルス少佐。』
『同感です。リチャード大使。』

「面談は形式に過ぎない。今や人工知能と事務官が審議を処理
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.0

臨場感のある激しい戦闘場面がリアルで悲惨だった。

21歳をはじめとした30歳くらいまでの男の若者達8人が戦闘で死んでいく。
英雄と讃えられで死後に勲章を授与されるが虚しく痛々しい。
ウクライナで戦争
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コンタクト(1997年製作の映画)

5.0

「神は宇宙を創造したのち
自己の存在証明は放棄した?
あるいは存在しない神を人間が作った
よりどころを求めて」

「神のいない世界は考えられない
考えたくない」

「神の存在は思い込みじゃないの?
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キリング・ガンサー(2017年製作の映画)

1.5

どんな映画にもどこか良いところがあると常々思っているが、この作品はダメだった。
ふざけるのはよいが全く新鮮味がなくわくわくできなかった。

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

5.0

育児ノイローゼの話というよりも、レズビアン寄りのバイセクシャルが普通の結婚をし異性との家庭を持ったことで長年蓄積した歪みに精神的に崩壊した話のようにも思える。

同性の女性と結婚できていれば当然出産は
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