ヴァレリー・ルメルシエが監督・脚本・主演を務めためちゃくちゃ前向きなパワーのある作品。
ヴァレリー・ルメルシエが幼少期から大人になるまで1人で全て演じているので、20歳くらいになるまでは戸惑うと思うけど、大人になってからのパフォーマンスは圧巻。セリーヌ・ディオンの雰囲気もしっかり再現していてステージシーンは見応えがありました。
家族に愛され、プロデューサーにも愛されてって感じで、身近な人たちには大切にされながら順調にキャリアを重ねていくストーリーなので、歌姫の伝記物でよくある苦労話的なものは殆どないのが特徴。
監督が、クスッと笑えたり楽しい作品にしたかったと言っていただけあって明るい物語になっています。
脚色されている部分もあるんだろうけど、明るくチャーミングなセリーヌのキャラクターと圧倒的なパフォーマンスがいちばんの見所だと思います。映画のまんまのひとなら、セリーヌはめちゃくちゃ面白い人だと思う。