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余りあるのsenaのレビュー・感想・評価

余りある(2021年製作の映画)
3.0
ちょうど、自分の日記を本にして出版している本を見かけた。何気ない日常を言葉にした優しい歌集を買ってみた。今は誰にも見せられない書き方をしている日記を、誰かに読ませられる文章にしてみても面白いなあと思ったところだった。だから体験を小説に書き起こして、昇華してなんとか取り繕おうとするのは、すごく気持ちが分かる。

押し殺したあの言葉を言えていたら、気付かぬ振りをしていたあの表情になにか出来ていたら、言わなくてよかったことを言わないでいられたら……。今一緒にいてくれる人との瞬間と言葉を大切にしていたいな、と思った。
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