そういえば吉田大八って芸術性の高い監督だった。
リンチのような支離滅裂が魅力になった物語を目指したのだろうと思ったけど、それなら夢と明示しない方が面白いと思ったし、最後の夢から戻れなくなって夢が現実になるという展開にも、語りと一緒に進行する構造にもあまり新しさを感じなかった。課題を与えられた方が輝く監督なのかもしれない。
見せ場の演奏やヒロインも魅力的だからMVとしては満足だけど、長久さんのようにそもそも新しいフォーマットを発明したものを観たかったと思った。
映画に対して曲を当て書きする、という企画が成立してるのかも疑問。4本のうちCorneliusが担当したものは非公開になってるそう。
https://youtu.be/j4a8IsUL7SE