ディズニー+に入ってないので、劇場で初鑑賞。
場内は半分くらい埋まってた。
これは大変良いピクサーアニメ。
初っ端からハイテンション、ハイテンポで進む構成が凄い。
しかも、全く疾走せずに、ギャグもシリアスもグイグイ進むので、全く飽きない。
3DCGながらも、ジャパニメーションの影響を確実に受けているデザイン。
なので、典型美少女ではないメイメイの造形も、大変愛嬌があってすぐに好きになる。
最近流行の、儒教的文化に属して、親の期待に応えようとする、アジア系アメリカ人の子供の葛藤を描く。
思えば『エブエブ』は母親視点だったな。
ただ、ピクサーらしいのは、自我の芽生えが、モフモフのレッサーパンダなので、逆に親友やクラスメイトにチヤホヤされる点。
それほどシリアスじゃないし、むしろ楽しい！
彼女たちが熱狂する「4タウン」のメンバーも可愛いし、歌は綺麗で性格も良さそう。
完全な悪役がおらず、あくまで親子の葛藤なので、全員に共通するテーマで感情移入出来て、何より作品全体が楽しいのである。
ジャパニメーションなど多様なジャンルを取り入れつつ、深いテーマをエンタメに昇華する、ディズニー×ピクサーの懐の深さを思い知らされた。
