キリト

ブルー・バイユーのキリトのネタバレレビュー・内容・結末

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

最後のシーンを涙なくしては見れない。
フィクションじゃなくて、こういうことが本当に起こってると思うと、国の政策って本当に大事なんだと思う。
3歳からアメリカで生きてきて、母国であるはずなのに、そこで暮らせないなんて、辛すぎる、、、


物語
生まれが韓国であるアントニオはシングルマザーだったキャシーと、その娘であるジェニーと慎ましいながらも共に暮らしていた。
しかしショップでキャシーの前の旦那であるエース(警官)と少し揉めて、その同僚であるデニー(最悪の警官)ケンカになり、勾留。
さらにそのデニーがICEに連絡を入れて、強制送還になってしまう(アントニオは白人の両親と養子縁組していたが、2000年以降の養子縁組でないと、市民権がないため)。

弁護士費用を稼ぐために、過去にしていたバイク窃盗をしてしまうアントニオ。
そのことがバレて、キャシーは家を出る(その前に養母が生きていたことも隠していたことも原因の一つ)。
養母が生きていたことを隠していたのは、里親を転々としていたアントニオが最後に行き着いたのは、家庭内暴力をする父とそれを見過ごす母親だったから。
しかし国に残るために、養母のもとにいき、聴聞会にきてほしいと頼む。

聴聞会当日、アントニオを国に残すために、養母も元旦那のエースも来てくれるが(エースは娘のジェシーと離れたくないから)エースの同僚であるデニーがアントニオをさらってボコボコにしたために、聴聞会に出れずに、強制送還が決定する。

強制送還の日。アントニオと共に行こうとするジェシーたち。
しかし子供たちのことを考えると、共にはいけないというアントニオ。
別れの時、、、ジェシーに行かないでと言われた時、、、、それでも引き裂かれてしまう。
キリト

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