3年前に行方不明になった女子学生の並木佐織の遺体が、蓮沼という男の実家で発見される。
その蓮沼は以前にも少女殺害事件の容疑者となっていたが、完全黙秘で無罪判決を受けていたのだった。
天才物理学者の湯川学は、数年ぶりに再会した捜査一課の内海薫の相談を受けるのだが・・・。
「ガリレオ」シリーズの映画としては3作目となる作品。
長編原作をこの尺の長さによく収めたなと思うものの、それでも尚長さを感じてしまったのは、似たような絵面が多くて飽きがくるところと、何より展開自体に驚きがない。
被害者の周囲の人たちの感情を丁寧に、また観ている側の感覚にも委ねる描写はいいとして、予想の範疇に留まる内容なので、どうにもストーリーに入っていきにくい感じでした。
福山雅治が演じる湯川と、北村一輝が演じる草薙との友情と、なんか色々丸くなった湯川に特化した観方をした方が個人的には楽しめたかも？
映画3作品の中では、一番評価低め。
