カフェポタリスト

アスファルト・ジャングルのカフェポタリストのレビュー・感想・評価

アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)
4.0
綿密な計画を練って、宝石強奪は成功するかと思われたが・・・
結局は、犯罪は割に合わない、ということか。

さすが、名匠ジョン・ヒューストン監督、一寸した偶然から、
徐々に歯車が狂いだして行く描写が凄く巧い。
特定の主人公を置かず、ある犯罪に関わる人間達を画くやり方は
メルヴィルの「仁義」そのもの。
日本の犯罪映画もこの作品にかなり影響を受けている筈。
ラスト、漸く故郷の牧場に帰ることが出来た瀕死の用心棒が哀れ。