イシダコ

ブリュノ・レダル、ある殺人者の告白のイシダコのレビュー・感想・評価

4.0
殺人とオナニーと信仰にまつわる告白。そしてルサンチマンと幼少期に受けたレイプがもととなる歪んだ性癖(殺人の妄想で性的に興奮してシコる。本人曰く一日で5回も6回も7回も8回もシコり続ける)。狂ってはいつつもどこかロジカルな思考の持ち主で(欲望に勝てないオナニーよりも回数において殺人の方が罪が軽い。殺人は悔い改めて贖うことができるから自殺の方が大罪…… など)、殺人者レダルの心理状態や精神面に良くも悪くも興味を掻き立てられる。溜めに溜めての殺人描写は、地味ながらも力の入った残酷度でさすがフランス映画といった趣き。真骨頂である
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