第4回映画批評月間《フランス映画の現在をめぐって》にて。
1905年に実際に起こった神学校の少年による殺人事件の経緯を描いた映画。少年の手記の内容を忠実に再現している。少年の独白の限りだと、とくに…
殺人とオナニーと信仰にまつわる告白。そしてルサンチマンと幼少期に受けたレイプがもととなる歪んだ性癖(殺人の妄想で性的に興奮してシコる。本人曰く一日で5回も6回も7回も8回もシコり続ける)。狂ってはい…
>>続きを読む折目正しい作品だったな。
結局、自慰行為が最高という、男の袋小路という意味では極めて平凡なことを、
冒頭の殺人シーンにした入れ子構造にして、
奇をてらっていない演出・構成も好感が持てた。
実際にあ…
苦しんだ者が苦しめる側に回る時。結構後にも引きずる作品。。猟奇的殺人を犯した少年の告白と回顧録、医師による分析。衝撃だった。殺人という超えてはならない壁を越えるに至った青年の殺人と自慰への強迫観念、…
>>続きを読む冒頭、斜め上からのショットがブリュノをすごく人相悪そうに見せるが、正面から見れば別にどうということもない普通の男の子で、狂気のようなものは感じられない。ちょっと陰キャっぽいくらいか。
正直、彼の内…
なんとも感想を言語化するのが困難な部類の作品であることには間違いなさそうだが、主人公の手記に沿った本人のモノローグがベースというのが客観性を排除しており、ただただ殺人に至るまでの思考と嗜好及び性癖を…
>>続きを読む1905年9月1日
フランスで起きた少年による猟奇殺人事件。
映画は実際に精神鑑定を行った医師の記録と、その医師に促されて少年が綴った回顧録をそのまま使用し、
また考察や過度な演出を行わず、淡々と綴…
1900年代初頭に実在した殺人犯ブリュノ・レダルと、彼を担当した医師の手記を基に映画化したようだ。とある少年を山中で殺害した17歳のレダルは自首をする。捕まった彼は、医師に自分の人生を幼少期から振り…
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