詰み人

猿の惑星:創世記(ジェネシス)の詰み人のレビュー・感想・評価

4.0
言語化されない(そもそも猿だし)怒りが人間には不可能な高低差のアクションとなって画面を埋め尽くす素晴らしい暴動映画。

男が自分の育てた猿を探しに行くと女に言い、女は出し抜けに男にキスした後、不意に走り出す。その行動の意味を悟った瞬間に男もまた走る。殊更に強調されることなくさらっと撮られたこの一連の流れが素晴らしい。行動が理由の先に来ることで生まれる驚きとカタルシス。
詰み人

詰み人