ノンバイナリーのアフリカ系弁護士にして活動家であったパウリ・マレーのドキュメンタリー。監督は『RBG 最強の85才』のジュリー・コーエンとベッツィ・ウェストのコンビ。
シドニー・ポワチエとルイ・アームストロングのドキュメンタリーも最近見たけどやはりパウリ・マレーも先駆者ゆえに白人に媚びていると見なされたタイミングがあり、こういう流れを避ける方法はないものかと改めて思う。「ニグロ」のNを大文字にして使うべきとしたエピソードで、「周縁者」であろうと名前を全て小文字表記にしたベル・フックスのことを思い出した。