SHOTAISM

グレタ ひとりぼっちの挑戦のSHOTAISMのレビュー・感想・評価

3.8
身に余る責任、こんなプレッシャーは望んでいない、普通の生活をしたい、しかし目の前の課題を無視することが出来ない。止まることの出来ない彼女をありのままに撮影された作品。

メディアで取り上げられた彼女の事しか知らず、若くして表に立ち発言する特別で選ばれた優れた女の子だとばかり思っていました。
この映画からグレタは恵まれた環境と家庭で育っている優秀な女の子とは違うのが分かります。
ただただ普通の家庭の普通の女の子で彼女の苦悩が映像から伝わる

グレタが他と違うのは、問題解決を望み行動出来るところ。己の正義に押し潰されそうになってもそれでも正義を貫きたい。

彼女の苦悩の一部に触れたのに、私はアプリで大量生産された服を探しインスタントラーメンを食す、休日には新幹線に乗り観光する。今ある快適さを手放す事が出来ない。グレタの真意を受け取り行動しない。

グレタの嫌う人間がグレタを観て娯楽として彼女を消費する。共感はしても他人事
考えされる作品だった。
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