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ブレードランナー ファイナル・カットのなのレビュー・感想・評価

3.6
言わずもがなのSF名作なので、観ているはずだが全然記憶になくて。続編(で、あってるのか?)を観る前に必要と思い鑑賞。
設定と世界観が素晴らしいが、ストーリー的にはテンポがあまり良くなくて、少し退屈に感じた。
オープニングで、ハリソン・フォードが屋台でうどんを食べる時に、割りばしを擦り合わせてささくれを取るシーンが、何だか嬉しかった。
荒廃した近未来の雨とネオン(Budweiser、Coca-Cola、TDK など)の町並みがエモい。
未来なのにモニターはブラウン管だし、スマホみたいな媒体もなくて、写真はプリントされた物。だけど車は空を飛んでるのが、80年代映画の「未来」の描写って感じ。
当時描かれた未来のさらに先の今、本作を観てることが感慨深い。
それにしてもアンドロイド(レプリカント)の扱いが非情すぎる。
見た目は人間との区別がつかないくらいで、知性も痛みも感情もあるのに4年で死ぬように作られてる、って。そりゃ反乱が起きるに決まってる。
あんまり関係ないけど、ハリソン・フォードがレプリカントと恋仲になるが、彼女に対して結構Sな感じで、(「キスして」って言え!とか)今の世の中じゃ女性蔑視って言われるだろな、って思った(笑)
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