なさんの映画レビュー・感想・評価

な

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

約30年の時を経ての再鑑賞。
こんなにステキな映画だったとは!
ガブリエル・アンウォーとのダンスシーンの記憶が微かに残っていたが、彼女がワンシーンだけの登場だったことに驚いた。ここは、本当にステキなシ
>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

小学生当時、リアルタイムでテレビアニメを見ていた。
子供ながら冴羽獠のカッコ良さにドキドキした記憶がある。そして、TMの「Get Wild」が大好きだった。
で、鈴木亮平で実写化!?と、まあ揶揄するよ
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

「胸キュン」と呼ばれる邦画を毛嫌いしているが、坂元裕二脚本と主演二人を信じて、劇場で鑑賞。オープニングから自分の趣味嗜好の「好き」が溢れていてワクワクしたが、二人が別れる前提で進むストーリーが辛くて、>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングクレジットの映像がヒントになってるんだろうなぁ、という雰囲気の期待値を高める出来栄え。
ザ・ホラー的な音楽に素直にハラハラしてビクっとなった。(映画館で結構恥ずかしくなっちゃう反射)
初め
>>続きを読む

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.6

前作から続けての鑑賞。
またまた、くだらなー(笑)そして、下ネタが過ぎる。
本作の方が好き。
チャニング・テイタムが身体能力を見せつけて、イケ散らかしぶりが凄まじい。
前作から引き続きのキャストや、お
>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.3

くだらない!!(笑)何も考えたくない時に観るのにピッタリ。
刑事バディものは数あれど、下品なおバカぶりダントツ1位。鑑賞して時間のムダだったと思うかは、その日の気分に左右されそうだが、今日はあえてのチ
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

ストップモーションアニメには、なぜか尊さを感じる。
まず、ウェス・アンダーソンが日本を描いてくれたことに感激。
世界観も素晴らしく、クレジットがカタカナ表記なのと、日本人は日本語、犬は英語、っていうア
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

自分の予想外に高評価なのと、日曜日の夜のメンタルに合うかも…と鑑賞。
綾野剛の食わず嫌いを克服してから、最近出演作を観るようになったが、シリアスじゃないヤクザ役も良い。
彼の普段の声のトーンと、「紅」
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

このアイデア考えた人、ホントすごい!
デバイスからの映像と「人探し」っていうのは前作と同様だが、ストーリーに関連はないので本作だけ見ても問題なし。
無駄のない展開で、終始ハラハラ。
映像にヒントが散り
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

ゲームにも車にも疎いため全く興味がなかったが、評価が高いので野次馬的に鑑賞。
「ゲーマーがリアルレーサー」って、ふざけてるわと思ったし、ストーリーがさらっとしてると思ったが、実話が元になってるというの
>>続きを読む

ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.5

Netflixでオススメに出てきたため、何となく鑑賞。
猫の顔のセーターを着たおばさんが、優しくてとてもステキ。へんてこなバースデーソング歌ってくれたり、湯タンポを入れてくれたり…。おばさんをもっと見
>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.0

「今年一番面白かった映画」にあげてる方をテレビで見て、まず原作を読んだ。
作家が弁護士ということで信頼感があり、文章的にも読みやすく、スリリングな展開で、テンタメとして面白く読んだ。
さて、本作。
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

絵本の絵が動いてる、っていうのが最初の印象。絵本やアニメって、その国のテイストが出やすいと思う。
まさに、異国の絵本を見ているような感覚で、新鮮な感じがした。
率直な感想としては、「エグい、気持ち悪い
>>続きを読む

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.5

「BLUE GIANT」に感化されて鑑賞。
門外漢である自分にとっては、歴史の勉強みたいな感じだった。
ブルーノートのレコードのジャケットのデザインがとにかくオシャレで、アート作品のよう。もっと見たか
>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

中学の英語の先生が教材として洋楽を聴かせてくれ、「We are the world 」もその中のひとつで、VHSで映像とともに何回も聴いた。
当時はマイケルほか、ソロで歌った数人しか認識しておらず
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.6

「メガネの女の子がいいよ」とオススメいただき鑑賞。とてもキュートだった!
多分、1作目を子供の頃に金曜ロードショーで観たが、あのオバケのロゴと、火炎放射器みたいな武器でビームみたいなのを出すのと、「ゴ
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズの曲に乗せて、ヒトラーをアイドル的に登場させる、ポップでコミカルなオープニング。
そのテイストのまま、10歳の子供にナチズムを植え付け、ナイフを持たせ、ウサギを殺すよう強要…
ジャンルが「コ
>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

昨日「あん」を鑑賞し、樹木希林を見たい欲に駆られて再鑑賞。
初めての観賞後に気になって、フェリーニの「道」を再鑑賞したが、のり子とまったく同感で、完全に大人とくくられる年齢になって、やっとあの映画の良
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

ある程度、前情報を入れてからでないと楽しめないかも。(モデルとなる実際の事件)
初っぱなアル・パチーノ出てきて「おぉ!」て、なった。贅沢な起用。
ちりばめられた伏線とユーモアに、タランティーノ好きな人
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

樹木希林の遺作、という前情報のみで鑑賞。(正しくは最後の主演作)
全然期待しておらず、しかも苦手な監督だったので、オープニングから「選択ミスったかも」と思ったが、良い意味で期待を裏切られ、とても感動し
>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.6

昔からなぜか、個人的にボクシングには、切なさを感じる。
この作品はまさにそれ。
勝てない、恋も実らない、後輩に抜かれる…全然ダメなのに、すごくいいヤツ!
ひたむきさしかない主人公は、松山ケンイチにピッ
>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.5

主演の二人の演技が自然すぎて、ドキュメンタリーを見ている気分になり、嫌な気持ちにしかならなかった。
(作品としては良かったということ…?)
若さゆえの軽薄さは、他者から見ると嫌悪でしかないが、自分にも
>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.6

大人の言うままに従うしかない子供のやるせなさ。子役がとても魅力的で、子育て経験のある自分は、かなり感情移入してしまった。
将来、子供を持ちたいと思っている人には、絶対に観て欲しい。
大人になると、どう
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作の仙台編まで読んでいて、アニメを観るか迷っていたが、原作未読の知人が「良かった!」というので信じて鑑賞。
上京して、友達のアパートに転がり込んで、バンド組んで…。時間の制約があるから分かるが、急展
>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

全然関係ないけど、津田健次郎が本作のTシャツを着てるのをテレビで見て、懐かしくて再鑑賞。
高校時代に衝撃を受けた映画のひとつで、「カイザー・ソゼ」の名とラストシーンのケビン・スペイシーはいまだに記憶し
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔観たはずだが、ちっとも憶えてなかった。鑑賞当時、うら若き女子だった自分には刺さらなかったのか?(パルプ・フィクションは昔も今も大好きだけど)
オープニング、円卓を囲む男たち。キャストの顔ぶれににんま
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

栄枯盛衰のわびしさよ。
綾野剛のビジュアルが苦手だが、食わず嫌いは良くないので克服して良かった。
青年期から落ちぶれた中年期まで、違和感なく見事な演技。
人情味あふれた組長役の舘ひろしが渋い。ヤクザが
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソンの世界観がステキ。映像の色味とカメラワーク、モノクロとカラーの使い分けなど、洒落てるなぁと思った。
ストーリーの方はイマイチ楽しめず、ちょっと飽きてしまった。
豪華なキャストと映像
>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

ほんわかコメディかと思って観たら、がっつりダウナー系で騙された気分。
鑑賞時の自分のメンタルに合わなくて、げんなりした。でも、SNSや動画配信サービスに縛られた今の世の中を反映していて、20年前にはこ
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

冒頭から手に汗握る展開で引き込まれた。思いもよらぬ展開の連続で、終始ハラハラ。
中盤はコミカルなロードムービー的なところもあり楽しめる。震災を扱っているとは思わず衝撃だったが、展開が自然で押し付けがま
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「今から晴れるよ」って、ぶわぁーって雨が空に吸い込まれる描写が鳥肌たった。
ただ、東京が水没するのが主人公のエゴにしか思えなくて、自分は共感できなかった。
新海誠といえば「水」と自分は思ってるので、や
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

何回見ても笑って泣く。
RADWIMPSの曲がシーンごとにピッタリ。映像も本当に美しい。
俳優が声優をすることに、あまり好感を持てないが、主役の二人の声の演技が素晴らしい。
新海誠の作品で、これが自分
>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

レイ・リオッタが亡くなった時に再鑑賞した。これが実話という衝撃!
マフィア物としては、ゴッドファーザーよりエンタメ度が強くて見やすい。
あんな男が実在の人物なんて、嫌すぎる。キャストのキャラが強烈で楽
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.3

オススメされて、初の小津安二郎。
セリフ回しがすごく変!(笑)昔のテレビ映像のアナウンスとか違和感があるから、そんな感じ。
映像とか画角が独特で、「これが小津かぁ」と思った。度々登場する廊下の映像と、
>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

長時間のため敬遠していたが、意を決して鑑賞。面白い、とかそういう次元ではないが、観て良かった。
音楽がないのと、カメラワークの効果で、ドキュメントを見ているようだった。
「正論が最善とは限らない」とい
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

感情移入できる登場人物がいないのと、ストーリーにあまり魅力を感じないのが難点だが、水の映像が抜群に美しい。
数回鑑賞しているが、すべての目的は秦基博の曲。
ラストシーンからの秦基博は、何回見ても泣ける
>>続きを読む