キャベツ太郎

ブレードランナー ファイナル・カットのキャベツ太郎のレビュー・感想・評価

4.0
デストピア感のあるサイバーパンクの世界で、繰り広げられるレプリカントを駆逐する組織、通称"ブレードランナー"と反乱したレプリカントの戦い。まず世界観が凄い。攻殻機動隊のような街並だけど、雰囲気的にはAKIRAが近いか。もっと、ドンパチやるのかと思えば、なかなかにハードボイルド。最後の戦いなんて、初代ターミネーターに通じるホラー感こそある。1982年という時代に、このようなSF映画が生まれたというのがいいのだと思う。今同じ物を作ったら、良くも悪くもまた違った評価だったんじゃないだろうか。そういう意味でも続編を観るのが楽しみ。