ちか

ブレードランナー ファイナル・カットのちかのレビュー・感想・評価

4.5
映像美に圧倒される。
誰が正義でもない映画。
昔見た時は、レプリカントがあまりに怖く、デッカードを応援したが、今見ると、ただ仕事に生きるデッカードよりも理不尽な現実に反抗するレプリカントの方が、かっこよかった。
レプリカントの運命はあまりに悲しいが、彼らは人間そのものだった。
だから感動できるのだと思う。
ロイがポエムをつぶやきながら亡くなるシーンを見て、彼が主人公なんだと思った。映画史に残るラストシーンだった。
ちか

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