さくらん

最後の決闘裁判のさくらんのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
マットとベンが制作に関わる映画は、やっぱり面白い。
監督もリドリー・スコットで、重厚感のある仕上がり。
見る前は長いかなと思ったけど、ストーリーに引き込まれてあっという間の153分だった。

でも戦闘シーンの血の量が多め。
屋内の明るさとか、時代に合ったライティングで、全体的にリアリティはあったけどさ…。

主要3人それぞれの視点からの3部構成となっていて、マルグリットのパートの始まりに『真実』と書かれていたが、それぞれが本人の真実なんだろうと思う。
ある漫画で、事実は1つだけど、真実は人の数だけあるというセリフがあったけど、その意味がよーくわかった。

途中まで『この人絶対に見た事あるはずだけど、誰だっけ??』と、ピエール伯が誰か全然判らなかった。
ベンアフと判ってからは、それ以外の何者でも無くなったけど。